ヒッチハイクで36日間、全国各地を回った今だから言える本当の話

2018/03/15


最近、「矢野さんすごいです」、「勉強させてください」と言われることが多くなった。

そんなことを言われるたびに、そうした評価をしてもらってる自分に嫌気がさす。

僕は今、ヒッチハイクで全国を旅しながらONEれいほくの活動を偉そうに話をしているけど、本当の自分はそんな評価されることなんて出来ていない。

そもそも、今回のヒッチハイクも「嫌なことから逃げ続けたために」招いたことだった。

目次

僕は逃げ続けてきた

よく自分の話をするとき、

「元々学校の先生になるために勉強してきたんですけど、就活やって来ずに、1年目はフリーランスで、2年目にはNPO法人設立して〜〜」

なんて話をする。

そしたら、多くの人が「そんな選択自分にはできない。すごい」と言ってくれる。

そういう評価を受けるたびに本当の自分を忘れて、評価を受けている部分だけを自分自身だと思い込むんだけど、現実は違う。

現実は、ただただ「逃げ続けた」だけ。胸張って言えるような素晴らしい選択をしてきたわけじゃない。

 

毎日のように同じ服装で、同じ時間に仕事に行くのも嫌。

決められたルールの中で、いろんな人たちから指示されて生きるのも嫌。

本当にそんなクズみたいな気持ちばかりがあって、正直全てをほぼ消去法で選択してきただけ。

”〇〇がやりたいから”なんて表面上では言えるけど、本当は”〇〇がしたくないから”ということで決めてきた。

 

そうして、今の僕がある。別に胸を張って生き方を語れるような人間ではない。

高知の山奥に住み始めた1年目

いろんなきっかけと、”〇〇がしたくない”という負のエネルギーが合間って、僕は大学卒業1年目にして、高知の標高650mの山奥に住み始めた。

最初は新しいことばかりで楽しい日々が続いた。

山奥に住んで、できるようになったこと、知れたこと、沢山ある。後悔は一切していない。

でも、大変だったことの方が数え始めると多い。

そして、気付くと日々”〇〇したくない”という負の気持ちが僕の心を侵食していった。

 

何でこんな山奥に住んじゃったんやろう。

最初はノリで、ただただネタとして面白そうだからって住んだのに。

今ではいろんな意味をつけまくって、抜け出せない自分がいるんじゃないのか?

言った手前、変えられないんじゃないか。。。

 

そんなことを悶々と考えながら、冷えたパソコンを開けては閉め、開けては閉めを繰り返し、またコタツの中で目がさめる。

寝ても寝ても寝足りない。起きて寝てを繰り返す。

地元の人とぶつかって、理不尽に怒られ、「お前とは一生話もしない」と言われたこともある。

ONEれいほくを立ち上げた事に後悔していた

正直にいうと、つい1年前ぐらいまでNPO法人を立ち上げたことを後悔していた。

なぜかというと、単純にやりたくないことが増えすぎたから。

やりたくない、めんどくさいことが増えすぎて、自分が自分でないのではないかと感じることも多々あった。

そんな事から逃げて山奥に住み始めたはずなのに・・・。

やりたくないことをやるしかなくて、やりすぎてお尻から赤いものが出た時期もあった。

楽しそうに振る舞うことで、周りの人を勇気付け、自分自身も鼓舞するというスタイルでなんとかやってきたけれど、なんでこんなことやってんだろうって思うことが多かった。

周りの期待を背負えば背負うほど、自分がクソだということを見透かされているのではないかと思って、外に出るのが怖くなった。

そうして、周りの信用を無くしてしまったことも数え切れないほどある。

 

そんな、「やめたい。やめたい。」と思ってた時、当時大学の後輩だったハヤシ(現事務局長)がONEれいほくのプログラムである碁石茶親衛隊に参加してくれた。

「だいちさん、オモロイ事やってますね」と徐々に手伝ってくれるようになった。

2期目に入ると、会計担当の里本、マネージャーのぶんた、外部スタッフの宇野なども関わりはじめた。

 

僕がやめたい、やめたいと思っていたことにどんどん人が関わってきた。

人が増え、ひとりで抱え込んでいた事が分散され、苦しかった状況からは少しずつ抜け出してきたような気がし始めていた。

ONEれいほくの資金難

でも、ことはそんなにうまくは進まない。

人が増えればできることが増えて、稼ぎが作れるわけではない。

 

気がついたら、さらなる壁が目の前に立ちはだかった。

ある日、事務局の会計担当里本、マネージャーのぶんたから、緊急会議だと呼び出され、ONEれいほくの拠点の1つ「ぶんたハウス」に向かった。

里本

だいち、言いづらいんだけどこのままだとONEれいほくの資金12月には底をつきそうで…

もっと早い段階からわかっていた。このままだとそうなることを。予期してたにも関わらず何もできなかった自分に対して、呆れ果てたのは言うまでもない。

やっと皆が関わり始めたのに、僕が逃げ続けていた「やりたくないこと」が前進を止めていた。

 

結局、自分はこういう人間なんだ、何をしても中途半端なところで終わってしまうのか。

そんな事が頭をよぎった。

僕の弱みを補う「仲間」ができた

資金難について、どうするのかの話し合いが行われ、それぞれの意見を出し合った。

・行政からの委託事業に頼りすぎるのは怖いけど、今はそうした仕事を取って来るしかないのでは?

・独自のインターンシップ事業などをしっかり設計し、来年度に向けてしっかり利益をあげられる仕組みを作っていかないといけないのではないか?

そんな風にとめどない、意見交換が行われる。

 

ふとみんなの話を遮り、マネージャーのぶんたが口を開いた。

ぶんた

価値ある活動はできてますし、応援してくれる人は必ずいるはずです。だいちさんの強みを活かして今すべき事って沢山の人と会うことなんじゃないですかね?・・・例えば旅をするとか。

拍子抜けするような発言に一瞬固まってしまった。

え?旅?良いの?

その瞬間の僕の顔は笑顔だったんじゃないかなと思う。

同時に、僕はあることに気がついた。

 

僕は常に孤独だった。全部を背負わなければいけなかった。

でも、今は違うんだ。

弱いところは補ってくれる仲間がいるんだ。

ONEれいほくを自分ごととして捉え、一緒に動いてくれる同世代の仲間ができたのだと確信をもてた瞬間だった。

そこから、話は坂を転がる岩のようにどんどん加速していった。

ぶんた

だいちさんはもっと外に出て行くべきです。色んな人をれいほくに繋げてきてください!

 

ハヤシ

拠点運営や現場のことは僕に任せてください!

里本

バックオフィスから、だいちの旅をいいものにできるようにサポートするから!頼んだ!

 

言葉にできないワクワクした感情と不甲斐ない自分を支え、一緒に進んでくれる仲間ができたことの感動を同時に感じた。

僕が気がつかない間に、矢野大地が運営するNPO法人ONEれいほくから、みんなで作るNPO法人ONEれいほくになっていた。

僕達がやるべき事は拠点事業だ

みんなに背中を押され出発したヒッチハイクの旅の中で、僕は本当に多くの人と出会ってきた。

全国7箇所で僕らの活動をプレゼンして回った。

「悩める若者を滞在費無料で受け入れています。」

「滞在者同士・移住者・地域の人が偶発的出会いを大切にしています。」

ヒッチハイクの車内でも、たまたま一緒に食事をした人にも、僕達がやって来た事を何度も何度も話した。

 

ONEれいほくを立ち上げた当初は「矢野くんは何をやっているか分からないね」と言われることが多かったが、今回のヒッチハイクファンディングで活動の話をしたところ、嬉しいことに「今の日本に必要な活動だね!」といったお声を多く頂いた。

本当に嬉しかった。やって来たことが間違っていなかったと確信できた。

そして、ONEれいほくという団体は僕だけのものでも、事務局だけのものでも、理事だけのものでも無いのだと気付かされた。

顔も見たことが無いのに支援して下さる方がこんなに居る。

その場しのぎの収益事業を増やすのではなく、僕らが本当にやりたい拠点事業を継続・発展させていくべきだと確信できた。

ONEれいほくは「認定NPO法人」を目指します

さて、みなさんは「認定NPO法人」という制度をご存知だろうか?

ヒッチハイクファンディングをする中で、この仕組みを活用することが拠点事業を持続していくうえで最重要なのではないか?という結論に至った。

これはある一定の基準を満たしたNPO法人へのサポート(寄附)を促すために、寄付してくださった方々に税制上の優遇措置を設ける仕組みのことである。

 

例を使って説明するとこうなる。

ーーーーーー

■個人が寄附した場合

→所得税(国税)の計算において、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けることができる。

年間15,000円の寄附をした方

→ 最大6,500円が戻ってくる

(15,000-2,000)×0.4(国税分40%) = 5,200円

(15,000-2,000)×0.1(地方税分最大10%) = 1,300円

5,200円 + 1,300円 = 6,500円

※上記は税額控除を選択した場合。また地方税の控除割合は各自治体によって異なる。

 

■法人が寄附した場合

→法人が認定NPO法人等に寄附をすると、一般のNPO法人に寄附した場合の一般損金算入限度額とは別に、別枠の特別損金算入限度額が設けてられており、その範囲内であれば損金の額に算入することが認められる。

資本金の額1,000万円、所得金額1,000万の法人が寄附した場合

→合計40万円まで損金算入できる

【1】特別損金算入限度額 33.1万円

【2】一般損金算入限度額  6.9万円

参考:https://www.npo-homepage.go.jp/kifu/kifu-yuuguu/kojin-kifu 

ーーーーーー

 

つまり、ONEれいほくがもし認定NPO法人となれば、寄附してくださった個人や法人により多くのメリットを提供できることになる。

 

また、僕達が認定NPO法人になるということは、単純に寄附をして頂くメリットが増えるということだけではなく、ONEれいほくの拠点事業が持続可能なモデルに転換できる可能性を秘めている。

現在は将来に悩む若者がONEれいほくの拠点に滞在し、自分の道を見つける支援をメインでしているが、今後は自分が見つけた道を生業としてお金を稼ぐ支援もしていく予定だ。

そのONEれいほくを通して稼げるようになった人達が寄附金控除を使って、拠点運営を支援する。

その支援で運営される拠点でまた別の人が自分の進む道を見つけて、生業を作って、稼げるようになって、寄附金控除を使って支援をして・・・・。といったような循環。

 

これが僕達が思い描く持続可能なモデルだ。

 

あと15日で60人の支援が必要

そして、この認定を取るためにはいくつか要件があり重要なのが、パブリックサポートテスト(PST)という基準。

 

ONEれいほくの場合だと、

法人を設立した2016年6月15日〜2018年3月31日までに、年間3,000円以上の寄付者があと60人いれば

この春(2018年4月)以降に認定の申請ができることがわかった。

逆に、2018年3月31日までにこの人数を集めることができなければ、次の申請が1年先に延びてしまう。

 

ONEれいほくからお願い

長文を最後まで読んで頂きありがとうございます。

僕達「ONEれいほく」が認定NPO法人になるために力を貸して頂けませんでしょうか。

お願いしたい事
今まで寄付していない方の3000円以上の寄付
▶既に1000円の寄付をしていただいている方の追加寄付(合計3,000円以上)
▶当記事のシェア・拡散

期日が迫ったお願いとなりましてほんとに申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

ONEれいほく代表理事:矢野大地

 

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